僕だけの世界地図 ~Going my way~

世界と僕だけの想い出

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素敵なインドの列車~彼の夢も背負って僕の旅は続く~










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バラナシでの生活を終えて、次の目的地へ向かうため 今回もあのジェネラル列車を利用する。

日本では線路内に立ち入るなんて松○伊○さん同様の罪でアウトだけど、インドじゃオッケイです。インド人たちは平気で用を足したり、フラフラ歩いたりしてます


牛さんも線路内が好きみたい


ジェネラル車で唯一気に入っているのが、車内で飲めるチャイ。 汚い車内だが、とても優しいチャイの味に僕は虜になった。
チャイを飲んでいる瞬間は唯一ジェネラルな環境を忘れられる。

おっちゃん落ち着きがないからブレブレ....



前回もお伝えしたが、とても素敵な列車とは言えないこの環境。 だとしたらこのタイトルは何? てことになるでしょう。

列車が素敵…というよりは、素敵な出会いが列車内であったと言った方がいいのかな。



僕の座席の前に座ったのはアビィー26歳。彼は日本の福島にも留学経験があり日本語がかなり流暢だった。日本語で詩を書くのが好きで留学した際には、福島の新聞にも取り上げられたほど。彼が作った詩を是非、見てアドバイスが欲しいと言われたので、何かを教えられる立場ではないんだが、自分が少し気になった点だけ指摘させてもらった。


久しぶりに疑いの目を向けずに日本語で海外の人と話せる環境にちょっぴり嬉しかった僕。彼は今、再び日本へ留学する事を夢見て、成績最優秀者にだけ与えられる、日本への留学資格の審査を待っているそうだ。僕は他のインド人達に英語では聞けなかった質問などを彼にぶつけ、説明してもらい、おかげで今までのハテナも解決することができた。

その延長線で、話の話題はお互いの身の上話へ.....僕は今現在、旅をしていて、今まで訪れた国や失敗談、感動したこと、美味しかった食べ物の話、そして これから行く予定の国の話を彼にした。すると彼は興奮した様子でイスラエルに行くならお願いを聞いて欲しいと言ってきた。


そのお願いが、イスラエルにあるユダヤ教の聖地 "嘆きの壁" についてだった。ユダヤ教の聖地として有名な場所で、毎日 朝から晩までおおくのユダヤ教信者たちが各々の想いを書き記した手紙をその壁へ挟む。


アビィーはその嘆きの壁に自分で書いた想いの詰まった手紙を挟んできて欲しいと頼んできた。


訳を聞いてみると、彼はインド人ではなくてギリシャ人、イスラエル人ハーフの母と、イギリス人の父との間に生まれ、幼い頃にインドに連れてこられ里親に預けられてからずっと、今まで育ててもらったようで、13歳の時に一度父と母が会いにきてくれて以降、26歳の今まで一度も会えていないんだとか.....育ててもらったわけでもなく、思い出も少ないけど、両親を今もずっと想い、"また会いたい"と再会を願ってその想いを手紙に書き記したと。アビィーは涙ぐんだ目で僕に話してくれた。

でもそんな大事な手紙を僕に!?とも思ったが、イスラエルは物価も高く、本人はいつ行けるかも分からないので、行くことが決まっている僕に託したい、1秒でも早く手紙を挟みたい。だから僕に挟んできてもらいたいんだ、と大事な手紙に僕の名前まで書き足してくれて、挟んできて欲しいと訴えた。 アビィーの真剣なお願いに僕も断る理由も見つからず、彼の力になれるなら喜んでと、一つの夢のお手伝いをさせてもらうことになった。

この手紙を受け取った瞬間から、僕の旅は僕だけの旅ではなくなる。大切な想いも背負って旅を続けることになるんだ...と気が引き締まった。


人の夢の手助けをする経験なんて今まで味わったことがなかったので、なんとも言えない..楽しみというか、緊張というのか言葉では表せないような興奮が僕の心に生まれた。

彼のホッとした、嬉しそうな顔を見た時が何よりも嬉しかった。彼のその顔を僕は一生忘れない。



その道中、列車から見えるガンジス川がいつもより綺麗に見えた。



彼の夢も背負って僕の旅は続く。


最後まで読んでくれてありがとう。


次回も乞うご期待



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