僕だけの世界地図 ~Going my way~

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【コルカタ】・ヤギの首切りに、マザーハウスに、ゴキブリ…!?


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インドでの生活にも慣れ始め、第三の都市で訪れたのはコルカタ。インドの東部に位置し、人口密度は首都のニューデリーをはじめ、大都市のムンバイ以上....聞いただけで もう汗をかいてきた。



かつてのインド植民地政府の首都機能として栄えた大都市でも有名。そしてもう一つ、ここで有名なのが "死を待つ人たちの家" (マザーハウス)だ。 





あの、かの有名な修道女、マザーテレサが生前、活動をしていたのがこの都市で、彼女は人生の最後もこの地で迎えた。そのため彼女のお墓もこの地に置かれている。現在そのマザーハウスではマザーテレサ同様の修道女(シスター)たちが入居者たちと生活しており、ボランティアも行われている。ここへの参加資格は特に設けられていないので、世界中からたくさんの旅人たちがここへボランティアの経験をしにやってくる。

そこには病気や貧困に苦しむ人たちが収容されていて、彼らは症状の度合いによって場所を分けられ、コルカタには多数のマザーハウスが存在する。 中には、もう手の施しようのない入居者たちもいて、彼らはそっとシスターたちに看取られ死を迎える。



これが死を待つ人たちの家と言われる由来だ。



残念ながら僕はコルカタに1泊しか滞在できなかったので、今回ボランティアには参加できなかった。一日もかからないスケジュールではあったが、他にも見たい場所があったので今回は諦めることにした。


マザーテレサのお墓には足を運んだので、写真だけ載せておきます。












世界で貧困の人たちに可能な限り手を差し伸べ、人々の希望だった彼女。 他の修道女たちを始め、たくさんの人たちが彼女のお墓の前に来ては、祈りを捧げていた。彼女がどれだけ世界に愛されているのかを、この光景からも見て取れる。


マザーハウスには彼女の歴史に関する資料もたくさん展示されていて、その資料の多さから彼女の功績も伺えた。




彼女が実際に生活をしていた部屋もあり、部屋の大きさは、ヒト二人が入ったら窮屈に感じる狭さ。中にはもちろん何一つ高価なものなど置いてなく、あるのは聖書と十字架だけ。自分には"これだけで十分、人の心に寄り添うのにモノなんて必要ないじゃない?"


この部屋を見て僕は、彼女がそう訴えかけてるようにも思えた。



僕には到底真似できない…と心底思った。彼女はすごい。




そんなマザーテレサに圧倒された僕が次に向かったのは、ヒンドゥー教の女神カーリー(シヴァ神の奥さん)が祀られているという、カーリー寺院へ向かった。



ここでヒンドゥー教の神々について簡単におさらい〜


ヒンドゥー教の三大神と言われるのが  ブラフマーヴィシュヌ、そしてシヴァ


向かって左からブラフマー、 ヴィシュヌ、シヴァ



それぞれに強大で、計り知れない力を司る神の中の一神、【大地,世界を創造しその寿命が尽きた時に破壊がもたらされる】と言われるシヴァ神の奥さんがカーリーである。奥さんはカーリーというが、彼女は色々な顔を持っていて、普段はパールバーティーとも呼ばれている。その彼女が怒った時に豹変するのがカーリーと呼ばれる暗黒の面。その性格は邪悪で、ヒトの生き血を好むとされている。


左がシヴァ神 右がパーバーティー


単体にいくつもの存在があるっていうのが考え方が神話をややこしくする種だよね。

ちなみにカーリーのイラストがこちら↓

人の生首のネックレスをつけ、いくつもある手の一つでちょん切った首をもち、おまけに下敷きにしているが旦那のシヴァ神....




人の生き血を好むとされている為、ここカーリー寺院では彼女への捧げ物として毎日ヤギが斬首され、その首を捧げ彼女の怒りを鎮めていると言われている。



ひと昔前までは、人間がヤギ同様に犠牲になっていたという。信じがたい話ではあるが、こらが宗教だ。信仰というものは時に狂気にも感じる。

まさしく、ここはクレイジージャーニーで取り上げられてもおかしくない、十分にクレイジーな場所だ。





残念ながらヤギの首切りの現場には間に合わなかったが、その現場は生々しかった.......


写真撮影は基本禁止だが、神主らしき人から額にヒンドゥーの証を塗られたらokayとの事だった… 曖昧すぎる......笑


寺院内はさほど綺麗でもない大理石の地面で、土足が厳禁だったので少々面倒くさかったが 今後コルカタを訪れるクレイジーな方には是非とも足を運んでもらいたいところ。


場所はメトロで Kalighat駅まで行き徒歩で10分ほど。 地図↓







夕暮れ時には、インドのもう一つのタージマハルと呼び声高い "ヴィクトリア記念堂" にやってきた。

ここは完全にデートスポットだった....
正直言ってなん〜にも収穫はなかった。


記念堂の敷地内にある公園で、僕は訪れる前に見つけた本場のタンドリーチキンを持参していたので、一人(もちろん素手)でがっついてた。



周りのカップルに妙な表情で見られていたが、大きなお世話だ。




夜には、世界最大とも言われるインドの売春街 "ソナガチ" に潜入した。

※女性を買いにではなく、ここのブラックな噂聞きつけて、この目で確かめられずにはいられなかったから。  詳細は次の記事で紹介します。




一日で周るには少しハードすぎたコルカタ。 相変わらず内容の濃い一日を今日も過ごした。ヘトヘトの状態で宿に帰るが、コルカタの宿.....インドで今まで泊まってきた宿の中でも一番汚い。 とてもじゃないけど、ゆっくり落ち着ける環境ではなかった。



ベッドは謎にシミだらけ、部屋はジメジメしている、他のバックパッカーたち(西洋人)のカビ臭い着替え、シャワー室の汚さもピカイチ。






相変わらず、風呂に入る気がしなく "No more shower" の記録を更新しつつ眠れなかったので、ベットの上で携帯を触っていた。



部屋は、他の宿泊者たちが既に寝ていたので真っ暗。



僕も気がついたら眠りにつくだろうと思っていた矢先.....



僕の顔に何かが落ちてきた。 一度経験した、あの肌に当たる感触......



そう。


ゴキブリだった。


僕の触っていた携帯の灯りを頼りに来たんだろう…




ギャャャャャャ@?&$%¥⭐︎*。 僕は大声で発狂した。



ベットから飛び起き、一目散に宿を飛び出した。真夜中だったので、さすがのインドの街並みも静けさが漂っていた。

騒いでいたのは僕だけ。



しばらく歩き、体に疲れが見えて来たところで、落ち着きを取り戻し僕は思った。


俺はインドで今まで何を見てきたんだ?

家族揃って路上で生活する人々、いくら汚い環境でも 物ともせず毎日を必死に生き抜く人々、、、、俺はたった一匹のゴキブリに根をあげてるのか?情けねぇ。彼らにとっちゃこんな事、日常茶飯事に違いない。何をやってるんだ俺は…俺は彼らに学んだんだ。強く生きていこうと。ゴキブリ一匹なんて大した事ないじゃないか。


いつの間にやら、悟りを開いた僕はきた道を戻り、宿へ帰った。


部屋に戻ると、相変わらず床には何匹かのゴキブリ。 そんな中、"大丈夫ですか?" と日本語で一人の男の子が話しかけてきた。どうやら僕の叫び声で起こしてしまい、眠れなくなってしまったようだ。 本当に申し訳ない。


聞くと、彼も同じく日本から一人旅で来ているそうで、歳が一つ下のユウヤくん。僕は久しぶりに使える日本語で興奮したのか、今まであった事を彼に事細かく、嫌ってほど聞かせ、おかげさまで、お互い眠気もどこかえ消えてしまったので、これまで訪れた国の話、これから行く国について教えあったりなどしてるいうちに、会話も盛り上がり、お互い時間の存在を完全に忘れていた。気がつけば辺りは明るくなっていた。


彼はすでにヨーロッパを周り終えている猛者だったので、僕が欲しかった、ヨーロッパについての有力な情報もたくさん頂けて、嫌なことが起こった後とは思えないほど楽しい時間を過ごせた。せっかくなら彼と一緒にコルカタを周りたかったな。



残念ながら僕は今日、コルカタを出るスケジュールだったので、彼と過ごせたのはこの短い時間だけだった。



ユウヤは今日マザーハウスにボランティアに行く予定で、時間まで少しあるというので一眠りしたいと言い、僕は電車の出発の時間まで中途半端だった為、このまま起きておこうと、彼を起こしてあげる約束し、ユウヤを寝かせてあげた。



........ところまでの記憶はあったんだが、気がつけばユウヤに起こされている自分がそこにはいた。




起こしてもらってなかったら、完全に電車を乗り過ごす羽目になるところだった。 2度目の、申し訳ない.......


最後は見送ってもらい、別れを惜しんだ。

My brother




そんなドタバタ劇の夜を過ごし、僕はインド最終目的地 "ムンバイ"へ向かうのであった。



最後の移動はファーストクラス。

エアコンも効いていて、空気も綺麗。座席に敷くシーツ、そして毛布まで用意されてる…ジェネラル車とは180度異なる環境だ…

車内は少し肌寒いので毛布を被って寝ることになった。

エアコンがガンガン効いている中で毛布にくるまって寝る……なんて事ほど贅沢なはない! オマケに三食も付いている!! 久しぶりに味わう贅沢にインド生活での疲れが吹き飛んだ。

いよいよインド最後の地ムンバイへ。



最後まで読んでくれてありがとう。


僕の旅はまだまだ続く。


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