【トルコ】大事件‼︎ 身も心もももってかれたトルコのキャバクラ
ドバイで出鼻をくじかれ、ついに到着したトルコ。
大都市イスタンブール!
僕も最初勘違いしていたが、イスタンブール。トルコの都市名の中で一番よく耳にしていたので、てっきり首都と思い込んでいたが、トルコの首都はアンカラです。
皆さんも勘違いしていたでしょう〜??.....
あれ、どうやら僕だけだったみたい。
さてさて!トルコの街並みの第一印象は、ヨーロッパ色が強い。 街並みがヨーロッパを連想させるような洗練された外観。綺麗な建物が多く、アジアに居るってことを忘れさせるような雰囲気だ。 ただ地面が石造りなところを見るとやっぱりムスリム色も感じさせられる。
ヨーロッパみたい!…と言ってみたが、実はヨーロッパには一度も行ったことがない.... 経験者の方はトルコをどう思いました? と僕が逆に聞きたところ。
しかしイスタンブール、とにかく坂が多くて、おまけにどれも急な坂ばかり....
間違いない!
お年寄りに不親切な街ランキング堂々の1位決定!
余生を楽しむのにイスタンブールはお勧めしません。 しかし街並みに関しては申し分ない、今まで訪れた都市の中でもトップを争うほど素敵な街で見所も多いしね。
観光、買い物、食べ歩き。 全ての条件を満たしているトルコ
体力に自信のある方たちは例外です。 お勧めします!
宿に着くのに、既にもう汗だくだった。 ただ着いてみると、あまりにも素敵な雰囲気の宿で道中の疲れも吹き飛んでしまった。
オシャレなカフェが立ち並び、のんびりとした街の雰囲気。はい、星4つ!!
それもそのはず、ただロケーションとしてだけでは勿体という事でトルコドラマなどのロケ現場としても良く使われる場所みたいです。
夜はこんな感じ
宿の周りはだいたい朝の深夜2時まで賑やかで、朝は11時ぐらいに動き出す。
全然寝られない。
国民の99%以上がムスリムで世界的に有名なモスクが多く点在する、正真正銘のイスラム国家トルコ。
近年世界では、イスラム過激派などによるテロが相次ぐなどと言ったニュースでもよく耳にする。
ここトルコも例外ではない、イスタンブールを始め、首都アンカラなどでテロが起こったというニュースも僕が訪れる前に耳にしていた....
テロがあった、というものの危険な雰囲気は一切感じない。正直こればかりは運としか言いようがないんじゃないかな。
99%以上の人たちがムスリムというが、実際街を歩いていると、アラブで見たような雰囲気は感じないし、ムスリム独特の服装の人もそこまで見ない。むしろ僕たち日本人同様にカジュアルな服装の人たちの方が多いぐらい。
どうやらこれは日本の宗教文化と似ていて、ムスリムに属してはいるが当の本人たちは、そこまで自覚がないみたい。
日本も仏教国ではあるが僕たちが自分がどの宗教に属しているのかを聞かれて仏教と答えないのと同じ感覚かな。
しかし日本の宗教文化は世界的に見ても不思議。 僕たちはお墓まいりや、神社、寺にだって行ったりするし、お家に仏壇や神棚だってあるのに。
これは紛れもなく、仏教や神道の習慣の一つであるのに自分たちはどの宗教にも属さないという人がほとんど。これが海外の人たちからすると摩訶不思議らしい。
到着初日ではあったが、数ある坂にも負けず、体力が有り余っていたので早速イスタンブールの観光に出かけた。
相手が外国人だと必要以上のサービスをしてくるトルコアイス屋の兄ちゃん。 (早く食べたいのになかなかアイスを渡してくれない)
本場のケバブ! 値段は日本より少し安く相場は150円 (個人的には日本の味の方が好き)
意外と知られていないが、ここトルコはフランス料理、中華料理と並び、世界三大料理としても有名な国。
ヨーロッパ、アフリカ、アジアのちょうど間にあるので、それぞれの地域から豊富な食材が手に入るということで多種多様な料理が生まれる。貿易に関しても、ものすごく恵まれた場所に位置している。
ただちゃんとしたトルコ料理は僕には高かったので、毎日ケバブの生活を送った。
おかげさまで、もう一生ケバブは必要ないかな....
イスタンブールの展望台でもあり、象徴でもあるガラタタワーからの景色。
1時間ぐらい並んだんだが、カップルしかいなく、列に並んでいる時間はただただ虚しかった。
唯一の救いは展望だからの景色が最高だったこと。
この海峡を挟んでイスタンブールにはアジアサイドとヨーロッパサイドが存在している。
ここで暮らす人たちは場合によっては、毎朝通勤で大陸を移動していることになる。ヨーロッパからアジア、アジアからヨーロッパ。なんともスケールの大きい話だ。これも数あるトルコの面白みの一つ。
そしてイスタンブールを象徴するモスクの一つ "スレイマニユモスク"
ガラタタワーからも見えていた最大級のモスク。オレンジの絨毯、模様一つに一人座れて、こちらのモスクの最大収容人数は3000人。気が遠くなるほどの模様がデザインされていた。
そしてイスタンブールの地下には大神殿が眠っている。
バシリカ・シスタン
実はこれ、大神殿ではなく、かつては貯水池として機能していた場所。今では使われなくなり一つの観光地となってしまっている。中では妙なBGMがずっと流れていて、雰囲気といい、ものすごく冒険心をくすぐられた。 奥にはメデューサもいて変な緊張感もあった。
今僕が元気にしてるのはもちろん目を合わせなかったから。
買い物をするわけではなかったけど、立ち寄ってみたバザール。
これまで見てきたアジアのマーケットとは雰囲気が異なり、並べてある雑貨、食材、香辛料などムスリム色が強かった。
一通り見て回って、のんびりボスポラス海峡に沈む夕日を見て黄昏ていた。
気のせいかもしれないけど、トルコの夕日はどこの国よりも赤く染まる気がする。茜色だ。とっても綺麗。
一人で感動していると、同じくキプロスから旅行で来てるという若者に話しかけられた。
彼はどうやら母親と妹と一緒に家族旅行で来ていて、今回で2度目のイスタンブールだそうだ。
二人はホテルで休憩していて退屈しのぎに街に一人でやって来たという。
感じのいいヤツで話も弾み、せっかくなので、一緒に街を周ることにした。
二度目ということもあって街にはかなり詳しい。
僕は歩いて周るのが苦じゃなかったので、いつも通り歩くつもりだったが、彼はタクシーを利用した方がいいと言ってくる…
お金勿体無いので反対したけど、気前のいいヤツで、彼がタクシー代を全部払ってくれるというのでもちろん断る理由もないよね!!
お言葉に存分に甘えま〜す!!
夜のモスクも見たかったので、最後は世界で一番綺麗だと謳われているブルーモスクへやって来た。
すぐ横には、アヤソフィアというビサンティン建築の結晶とも言われるモスクもあった。イスラム教のアザーンが大音量で流れていて少しうるさかったが、文句のない華やかさを纏っていた。残念ながら夜は内部へは入れなかったので翌日に見送ることにした。
そして時間も時間だし、どこか夜ご飯を食べよう〜と彼のオススメの場所へ連れて行ってもらうことになった。
これがトルコ初日に起こる大事件の幕開けだったとは、この時の僕は知る由もなかった....
連れてこられたのは、バー...
ん?少し様子が違う。
女性が変わりばんこで席についている。
これは間違いない。キャバクラだ!
ここでお店を変えていれば良かったものの、僕の心に生まれたほんの些細の興味からそのまま席についてしまった。
とりあえず一杯、お互いにビールを注文し今日の出来事を振り返っていると、僕と彼の席に一人ずつ女性がついた。
僕の横に座った女性はウクライナ出身の女の子。年齢は聞かなかったが、多分同世代。ルックス、スタイルは申し分ない。
旅の話で盛り上がっていると、彼がドリンクを彼女たちに出してやらないか?と提案して来た。
会話も織りあがっている事だし、彼女も僕個人としては高得点の子だったのでドリンクを提供する事にした。
2時間ぐらいだろうか、その間会話はもちろん、壇上で一緒にダンスをしたり歌ったり楽しんでいた。
あまりの楽しさに、気づけば彼女たちにドリンクを6杯ほど提供してる僕たちがいた。まだ居ても良かったが、彼がそろそろ店を変えないかと言ってきたので、後ろ髪を引かれる思いではあったが、店を出ることにした。
持ってこられた会計を見てビックリ仰天!
二人で*4000TL (日本円で12万円)
当時のレート
いやいや待てよ、割り勘でもそんなお金持ってないし、払えねぇよ..と何故か逆ギレしている自分。店の中で揉めるに揉め、お店のボディーガードに店の外に連れ出された挙句、ATMの目の前まで連れて行かれた。それでも払いたくないと駄駄を捏ねる僕に彼がほんの少し負けてくれて僕は5万を払うことでその場は解決した。
お店の前に戻りお金を払い終えた僕ら、気分が悪かったので僕は彼を置いて一人で帰った。
ここで一つ大きな失敗を犯していたことに気づく。 お店で彼女たちに提供したドリンク1杯の値段を把握して居なかったこと。そして、会計の時に確認しなかったこと。酔っ払っていて、注意力が散漫していたせいか、いろいろと大きなミスをあの時の僕は犯していた。
これらのミスが今回ボッタクられる要因だったと事に気がついた時は、時すでに遅し。
後から、聞いた情報によるとイスタンブールでは外国人観光客を狙ったボッタクリ商売が横行してるとのこと。
事前に下調べしていたら、間違いなく避けられた一件だったでしょう。 彼がそのボッタクリの犯人だったかどうかは未だに謎な点が多い。 わざわざ観光を一緒に共にした上、移動費まで出してくれた事。単に彼が金持ちで彼の一遊びに付き合わされたただけなのかもしれない。 なぜなら会計後にまた他のお店へ行く気が満々だったから。ボッタクるなら5万なんて中途半端な値段で帰ろうなんて言い出さないだろうし.... もしくは単に僕がお金を持ってそうなヤツに見られなかっただけなのかもしれない。
周りの観光客にも同じ手(観光客を装いお店へ連れていく)でやられた人たちが結構いたので、やはり僕のケースもそういう事だったのかな。。
ただの金持ちと一緒に行ったて事を信じたい気持ちもあるし、 ボッタクリ野郎であるなら、あるで5万で帰ろうと言い出した彼の真意も問いたい。
金持ちそうに見えないと思われたなら、それはそれで益々悔しい!!
考えればかんがえるほどドツボへハマっていく。
今まで節約してきた苦労も水の泡…
5万なんて金額、アジアでは何十カ国も周れる金額に等しい…
何にせよ、お金のハプニングが貧乏バックパッカーの自分には最大のダメージである事…
もちろん、今回の失敗は僕自身に非があることも確か。そこはしっかり反省しなくてはいけない。自分の失敗を素直に認めよう。
だが、どうもスッキリしなかった。そりゃ、5万もの大金を失ったことも、もちろんなんだが。彼が仮にボッタクリの犯人で、同じ旅行者を装って人を騙そうとする、その神経がが許せない。知らない現地人に話しかけられたら警戒するのは当たり前の話だけど、同じ旅行者として異国で仲良くなれる事は旅の一つの楽しみでもあるからだ。
同じ旅人同士でしか、分かち合えない苦労話や感動話などを話し合える事は旅の醍醐味だって言うのに…
旅の楽しみを踏みにじったアイツを僕は一生忘れないし、許さない。
そんな愚かな失敗をした自分が何よりも許せない。
多くの危険が蔓延るインドで何もなくやり過ごした事で、少し油断していた気持ちが完全に裏目に出た。
僕はお金に関しては、いつもシビアだっただけに、今回の件は立ち直るのにしばらく時間を要す事になった。
今回の件をきっかけに若干の周りの人達への不信感を抱く自分がいた。
しかしこれから生まれるかもしれないたくさんのいい出会いを無駄にはしたくはない。
でもまた今回みたいに騙されたら.....
僕は完全にジレンマに陥ってしまった。
さて今後の旅の行方は…
以上、トルコ初日でした。
最後まで読んでくれてありがとう。
僕の旅はまだまだ続く。