僕だけの世界地図 ~Going my way~

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【中国 西安】 到着早々、警察に捕まる?…いや捕まえる⁉︎


文字は日本も同じみ【警察】と書いてあるパトカー 


異国の地でこの日本語同様の文字を見ても全く安心感は湧いてこない…






西安到着!!


九寨溝の空港を出発したのが夜の7時だったので西安に着いたのは夜中だった。空港から予約した宿まではバスで1時間ほど。



時間も時間だしモタモタしてられない!慌ただしい中 ひとり旅は始まった。不安はあったが市街地行きのバスもすぐに見つけられ順調 順調。時刻はまもなく12時を指すといったところ、なんだかんだ幸先いいスタート。




と思えたのはバスまでだった。

バスからの景色、すでに街は真っ暗



公共の交通機関はもうこの時間機能してないだろうなぁ〜なんてボンヤリ考えていたら、まさにその通りだった。
最悪の予想が見事的中する。

運転手に "バス停だ!" と降ろされた場所、"これがバス停?" と疑問を抱くような場所で、相変わらず辺りは真っ暗。


五路口というバス停
地図でも確認できたが、辺りは真っ暗なので目印の建物が分からない。
宿までは地味に距離がある。


時刻は真夜中の1時半。
"荷物重いし、どうしようかなぁ〜"
焦っていたが、どこか冷静な自分もいた。  どうやって宿まで行こう…

ポク…

ポクポク…

ポクポクポク…

……


チーン!

そうだ、ヒッチハイクだ!
中国でヒッチハイク、あまり聞いたことはないけど  これまでたくさんの親切で愛嬌のある中国人たちと出会ってきた僕はどこか自信を感じていた。


がしかし、辺りは真っ暗。
人気も車もない状況で捕まえられるわけなく、とりあえず歩く。



すると目の前に、暇そうにしてるパトカーに乗った警察官が! 
そうだ、パトカー!! こんなに安全な運転手は他にいない、警官に送って貰っちゃおう。 と罰当たりな作戦にたどり着く。 


さっそく窓をカチ割りそうな勢いでコンコン。 珍獣を見るような目で僕を見て降りてくる警察官。 事情を身振り手振りで宿まで行きたい旨を説明するも通じない。 


そこに暗闇の中 突然現れた近所のおっちゃん、少し英語が話せるようだ。 訳を説明して警察官に通訳してくれた。


一瞬、警察官の表情が曇る…
嫌な予感…


以前、ルゥーミンから中国の公務員はかなり冷たい。あまり性格は良い方じゃないという事を聞いていた。


やっちまったかな俺?…
と自責の念にかられる。



通訳のおっちゃんが戻ってきて、 
"事情は俺が全て説明しておいた、後は任せておけ、彼が君を宿まで送り届けてくれる" と。


マジかー!!
と自分の日頃の行いに感謝し、人生初のパトカー乗車。

通訳のおっちゃんとも撮りたかったが写真NGでした。


パトカーヒッチハイク成功


まだ半信半疑の僕は、降りる時にお金は取られたりするのかな?…と不安だったので警察官にお金はかかるの? 
" Money?? "
と尋ねると声を荒げ "NO MONEY!!" と失礼な事聞いてしまったのか怒られた。


一安心し、パトカードライブは始まった。



いろいろ中国語で気さくに話しかけてくれる警察官、しかし全くと言って良いほど何を言ってるか分からない僕は、せめてもと全力の笑顔で応える。


これに気分を良くしたのか、終わらないマシンガントークが始まる。 聞くとおっちゃん(警察官) の娘さんは日本の石川県の大学に留学していると言う。 年齢は僕と同じで、その娘さんの影を僕に照らし合わしてくれていたよう。


娘さんの影響で日本が大好きだというおっちゃん。 まさか中国でこんな出会いがあるなんて…


たまたま見つけた、中国ではなかなか見ない心優しい警察官。ビックリする自分の心をなんとか落ち着かせながら地図を見ながら宿探し。

まさかの出会いの日本人に興奮してるのか運転しながら娘さんの日本でとったであろう写真をたくさん見せてくれる。


おっちゃん、頼むから運転に集中してくれと心で叫びながらも15分ほどドライブを経て宿へ到着。


2人で撮った写真をくれよと言われたのでおっちゃんとWe chatを交換した。



よし!
これで中国国内で凶悪な犯罪に巻き込まれても安心だ。


外に居た宿泊者たちからはパトカーから降りてエントランスに向かう僕を見て "クレイジーメン" と 言われるも、こうして僕の西安ライフは始まった。











最後まで読んでくれてありがとう

僕の旅はまだまだ続く。