僕だけの世界地図 ~Going my way~

世界と僕だけの想い出

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【モンゴル】 首都ウランバートルで生まれた たくさんの物語





ウランバートル到着早々、宿が見つからねぇ…

それもそのはず。
看板も無けりゃ、入り口が3階になっていて鍵がないと入れない。
こちらのマンション。
3階の1室がゲストハウス


入口の看板も宿のものじゃないし、これじゃ辿り着けるわけないだろ!!

目の前に宿があるとも知らず、2時間ほど無駄に彷徨ったところで、心優しきモンゴラーに助けられ到着。

カビゴンのような彼が特別体格がいい訳ではなく、多くのモンゴル人男性がこんな感じ。

みなさん体がゴツくて、気のせいか朝青龍に似た顔つきの人がたくさん街でウロウロしてる。 
ちょっぴり怖い雰囲気の首都ウランバートル
道端で寝てるのか、それとも…なのか判別のつかない人がいたり…
ヤンキーが乗っていそうな車がブンブン通っていて、想像とは全く違う世界に戸惑いが隠せない初日。




そして驚いた事がもう一つ。
横切る車、横切る車トヨタプリウス。モンゴルで大人気の車種なのか頻繁に目撃するウランバートル市内。タクシーも全てプリウス、おかげで日本人の印象はかなりいいみたい。そのせいか、たくさんの親切にも恵まれました。


宿はなんだか、誰かさんのお家みたいな雰囲気で他の宿泊者たちとはすぐに打ち解けられるような空間だった。
日本からモンゴルに来ていたイスラエル人のアイザックと東南アジアから来たイギリス人のスティーブ。 2人とも次の行き先に悩んでいたので、思い切ってヘンテコなプレゼンで日本を紹介すると気に入ってくれたようで、2人ともその場で日本行きの航空券を予約してくれた! 
なんだかとっても嬉しい反面、もっと日本の魅力を100%伝えてあげたかった…という悔しさで複雑な心境…

1ヶ月近くこの国に滞在してる2人はもはやモンゴルのエキスパート。ウランバートルから他の地方の見どころなど、たくさん教えてもらった。

しかし僕がモンゴルで一番経験したかったのは遊牧民たちとの生活。 滞在スケジュールは1週間しかないので今回はあまり遠くの地方へは行けそうにない。


とりあえず、教わったウランバートルの市内を見て回る。
高いビルなどはあまりなく、高層マンションなどに登ると かなり見晴らしのいい景色が現れる。

一国の首都だから やっぱり凄い賑やかなのかな?と想像していたけど、実際 人はかなり少なくて、なんだか寂しい雰囲気。
閑散としている




そして東南アジアのように屋台は全くないので、久しぶりにファミレスに足を運んだ。

モンゴルと言えば羊肉!
羊のハンバーグ

臭さもなくてとっても美味しい!
値段はサイゼリアと同じぐらい、一皿6500トゥグルグ (300円)ほど。モンゴル通過トゥグルグ、初めて聞いたわ。
料理は少し量が足りないので2人前。


引き続き市内 探索

モンゴル版の国会議事堂
かの有名な チンギスハン

モンゴルには2つの種類の文字が使われていて、古くからモンゴルで使われてるモンゴル文字

横に表記する事は出来ないらしく全て縦に記されている。


看板などでも横に表記が出来ないので、利便性にかける事も多いことから最近はあまり使われなくなってるみたい。


現在ではロシアなど広い地域で使われてるキリル文字が書体だそうです

この事に関して、多くのモンゴル人たちは危機感を持ってるみたいで、いずれ俺たち独自の文字が失われるかもしれないと嘆いていた。

世の中には右から読んだり、左から読んだり、未だ象形文字を使ったり、様々な書体が国によってあるけど縦にしか表記できないの文字はちょっとやっぱり不便かな…

単に見慣れてないてだけかもしれないけど、僕はそう思った。



夕暮れ時、市内から外れの方に小高い丘?だか山だか が見えたので夕陽をそこから眺めようと向かった。

市内から一歩出ると、なんだか一気に変わる。外国人を見なくなり、言葉では表せないあの独特な雰囲気…そして感じる視線…と思いきや、
みんな僕を外国人だと思っていないようだ。
僕は日本にいる時から頻繁にモンゴル人に間違えられていました。そして、その事がここに来てアドバンテージとなる。

馴染めてる…

誰1人として僕を外国人だと思っていない
そう、現地人に溶け込んでしまっていた。
  お店に入ると 必ずと言っていいほど、モンゴル語で話しかけられる…

モンゴル人似 万歳


2時間ほど歩き到着した丘

高い建物が多くないので、遠くの方まで見渡せて なんとも気持ちのいい景色。

時間は夜の7時…あれ?夕焼けを見に来たのに、なかなか日が沈まない…


モンゴルでは昼の時間がすごく長い。夜、暗くなり始めるのが10時前とか。



いつまでたっても日が沈まないので、もう一つ訪れたかったポイントへ向かう事にした。


歩いて3時間…




やっと到着する頃にはあたり真っ暗、楽しみにしていたのに イメージしてたものとは全然違って拍子抜け。めっちゃめちゃショボいテーマパーク。
こんな時間なのにたくさんの子供達が遊んでいた。
(海外の子供達は基本 夜更かし気味)


はぁ、
こんなに長い時間歩いて来たのに…



帰りも時間がかかるので、楽しむ事もなく すぐ帰ることにした。


なんだか無駄足になって、ムシャクシャしていた僕は夜中であまり人通りも少なく日本語も通じないと言う事もあって、大声で一人カラオケをしながら帰っていた。


すると2人の少年が話しかけてきた、同じ年のアギーと、一つ下のビッッ  兄弟らしく楽しそうな僕をみて一緒に帰ろうと言ってきた。
案内をしてもらいながら帰る事にした。2人は全く英語が話せなかったので、お互いフィーリング

この事が原因で、この後に起きる事件をこの時の僕は想像すらしてなかった。


1人で向かっていた時より、やっぱり誰かといる方が楽しくて時間は早く感じる。

市内まであっという間だった。気づけば周りにたくさんの仲間ができ、ワンピースみたいな感覚だった。 進むにつれて仲間が増えていき、ゆくゆくは海賊王にまでなろうか考えたほど。

最後は記念にチンギスハン像の前でみんなと記念撮影

アギーとビッッ以外とはそこで別れた。

2人に呑もうと言われ一緒に飲むことに… 宿の場所も聞かれたが地図を見るのが苦手なのか当てにはならなそうだった…


自分の宿を通り過ぎどんどん突き進む…
あれ、おかしいな?
店もどんどん減ってきてるし、
どこへ向かってるんだ??

宿から数キロ離れたところで2人にいろいろジェスチャーで質問してみる。
すると2人は、呑もうとしていたのではなく、どうやら僕を宿まで送り届けたかったらしい…

あのジョッキを待つジェスチャーはなんだったんだ…

全然関係ねぇ〜…

言葉の壁…

宿、普通に通り過ぎてるし…


引き返させるのが悪かったので1人で帰れると言い、2人を返した。
もちろん、ちゃんとお礼も言ってね!


再び今来た道を引き返す僕…

夜の街にも朝青龍に似た顔をした体格良さげな あんちゃん達がウロついていて かなり怖い。

なるべく目を合わせないようにして、足早に足を進める。


やっとの思いで宿 到着。
時刻は夜中の2時。

しかし、いくらドアを叩いても全く反応がない。 そう時間も時間で、みんな爆睡してしまっていた。

人の気配すらしない中の反応に諦めて、
ここで野宿する事となった。



あぁ、なんて日だ!


こんな浮き沈み激しい一日は初めてだ。


今日の楽しい思いだけを振り返りながら朝を待つ僕だった。

ウランバートル市内の朝の様子





やっと起きた 他の宿泊者にドアを開けてもらい、ばたん休…


そんな幕開けとなったモンゴル初日でした…


次回、ディレクター、通訳、ガイドなし
田舎に泊まろう by myself 
お楽しみに



最後まで読んでくれてありがとう

僕の旅はまだまだつづく