【ソナガチ:世界最恐の売春街】 ~インド西部コルカタ : 世界最大の売春街の実態~
誤解を招かぬよう、初めに言っておきます。
あくまでも実態調査の一環です!!!グレーな行動は一切してません。
ソナガチ.....聞いたことがある人はそう多くないと思う。
映画好きの人なら知っているでしょう。
映画 "未来を写した子どもたち" の舞台ともなった場所。
売春が宗教的に厳禁なインドではあるが、売春婦の人口が世界で一番多いと言われている。 これにも、ものすごく疑問を感じるところもあるが....
う〜ん…宗教て、誰にも聞いてもらえない悩みだったり相談を、打ち明けられる存在としては無くてはならない存在に等しいと思うけど、僕ら無宗教の人からすると厳しいな〜と思う戒律があっりして、逆に信者たちが自由を束縛されてるようにもに感じる時があるんだよね…たまにね。
宗教の話は深いので、誰が正解で、誰が不正解なんてないのかな。 もちろんどの宗教もリスペクトしてるけどね。 ただのちょっとした疑問。
話が脱線しちゃったけど、
そんなインド最大いや、アジア最大とも言われる売春街 "ソナガチ" では1万人以上の売春婦たちが働く、あるいは暮らしている。もちろん暮らしている以上そこには家庭も存在している。
売春街にはインド各地や、異国からやって来た売春婦たち、拉致、誘拐、または人身売買され強制的に連れてこられた女性…などさまざまに人たちがいる。
客との性交渉により生まれ、売春婦となる選択肢しかなく、学校へ行くことも、その町から出ることも、一生ないであろう女児たち。誘拐され連れてこられた挙句、逃げ出すことを避けるため鎖に繋がれ、薬漬けにされた女性たち… 聞く噂はブラックな話ばかりだ。
最大の売春街と聞くと治安がものすごく悪いんだろうが、実際はどうなんだろう......
緊張感はあったが、僕は一人で向かった。ソナガチへはコルカタを走るメトロで "Grish park" という駅まで行き、そこから徒歩で5分ほど行ったところ。
詳しい位置情報などネットには載っていないので一応紹介しておく。
駅を降りた僕は、街の人に "ソナガチへ行きたいんだけど、どうやって行ったらいい?" と聞くと多くの人に嫌な表情をされ教えてもらえなかった。
やっぱりここに住む人たちの印象もあまり良くないようだ。全く場所がわからないので とりあえず聞くしか方法はない。そんな事を繰り返していると一人の少年が話しかけてきた。
ソナガチに行きたいの?連れてってあげるよ。 ついに救いの手が僕の前に現れた.... 彼の名前はヴィシャル、僕と同じ歳だ。
先程の一件といい…彼に、ここに住む人たちのソナガチに対する印象はやっぱり悪いの?と尋ねると、"そりゃそうだよ...みんな関わりたくないんだよ"と彼はハッキリと言った。
じゃあ、なんでヴィシャルは俺を案内してくれるのさ? と聞き返すと "兄弟だからだよ" と言われた。今までインドでたくさん聞いてきた"ブラザー!!" の中で彼のが一番頼り甲斐があるようにこの時ばかりは感じた。
駅から5分ほど歩いた距離にそこはあった。売春がNGなインドだけど、そこには売春婦はもちろん たくさんのインド人(男性)がいた。
強姦が多発しているインドでは欲求の溜まった男たちが多いことも知っている…
ここにいるインド人男性たちは…
どうやら外国人は僕一人、いや誰もこんなところ好き好んで来ないだろう.....というような環境。 独特な臭いが鼻につく、公衆便所の臭いのような.....何かが腐った臭いのような....スルメイカのような....とにかく臭い。
外国人は僕一人なので、足を踏み入れた瞬間からものすごい視線を感じる。もはや痛みさえ感じるほど鋭い視線が突き刺さる。
ヴィシャルに写真を撮っていいかと聞くと大丈夫と言われたので歩きながら、一眼レフで写真を撮っていると、一人の大柄な男性が僕の腕を掴んだ。 "ここの写真は撮るんじゃない" そう言われた。素直にしまい、しばらく歩いていたがあまりの視線にヴィシャルが早くこの場を離れたいと言ってきたので、一旦ソナガチを出ることにした。
外国人の僕と一緒に歩いてると、あまりにも目立ちすぎる。だからこれ以上あそこにはいられない。そう彼は言った。
10分も歩いていなかったので、僕は全く満足できず、一人でもう一度行くことにした。
再び戻ってくると、チャイニーズ.....チャイニーズ.... と声をかけてくる何人かの年齢層様々な女性たち。だいたい10代〜70代......
…ん、70代!? 思わずびっくりするような年齢の女性も。
生涯現役やな!!.....てそういう事じゃないか。
それにしても、ここでも中国語.....本当、中国人は何処に行ってもいるんだな.....
ソナガチで働く女性たちの雰囲気は、今まで訪れた夜の街の女性たちとは明らかに異なる。海外の有名な売春街などでは外国人観光客はいい金づるだ。そのため、見つけるとすぐに寄ってくるはず、だが......
ここの女性たちは客引きをするわけでもなく、店の前に座り込んでいたり、声をかけるわけでもなく、じ〜っとこちらを睨んできたり、何も言わず手を掴んで来たりとちょっぴりスパイスが効いている(インドだけに?)。 中には露出の高い服装のオネエちゃんもいるが、だいたいがインドの民族衣装 "サリー" を来ているので、なんだかレアな感じ。
"人身売買されて閉じ込められている" なんて情報を耳にするけど、そんな雰囲気は一切ない。(僕が見つけられなかっただけかもしれない)
建物に取り付けられている鉄格子は、何も監禁用じゃない、何処にでもつけられている防犯用だ。売春婦の女性もたくさんいるが、やっぱり男性の数が異様に多い、だけど小さな子供たちだっている。
めちゃめちゃ危険な売春街と評判だが、実際はそんな香りはしない。屋台が並んでいたり、その横で子供達が並んでいたり、そこで暮らす人たちの生活風景まで垣間見える、独特の雰囲気は漂っているものの、命の危険は全く感じない。訪れた時間帯は夜だったが、日中訪れたら他の街と変わりないように思えるほど。
もちろん100%安全とは言い切れない。そこでは事件も起こるだろうし....今回一人で訪れて、何も起こらなかったのは、ただ運が良かっただけかもしれない。あの突き刺さるような視線は赤信号だったのかな。 しかしこのアウェー感、狙われたら格好の的になるに違いない。
それにしてもやっぱり一番気になったのが "視線" 本当にすごい。 好奇の眼差しとは少し違う。嘘でも居心地が良いとは言えない。
どれが民家で、どれがお店なのか区別がつかないような所があったりと、売春街と言われているものの売春街本来の "らしさ" は全く出ていない。 その代わり、なんだかダークな雰囲気は僕ら他所者(外国人)、誰が訪れても感じるだろう。
何人かの女性たちとコミニケーションをとったが、その中で一番驚いたのが、年齢は多分60代くらいの女性だったと思う、彼女が提示した値段があまりにも安すぎたこと。
300ルピー。日本円でだいたい500円ほど....
いくらなんでも安すぎるよ。そこまで自分の価値をディスカウントするほど、ここの相場は低いのか? それとも目の前の客を獲得したいという彼女なりの努力だったのか。
気になったので他の女性にも聞いてみたが、値段設定の相場はどうやらないみたいだ。それぞれ値段にもバラツキがあった。これは多分、客と売春婦との一種の駆け引きで成り立っているんだろう。それでも僕が聞いた値段の中では、一番高くて1000ルピー (1800円ほど) だった。
実際に女性を買い、もっとギリギリのところまで実態を調べてみたかったけど、僕にはそこまでする勇気はなかった。
もう十分お腹いっぱいになったので、記念にソナガチの売店でパンを買って帰った。
…お腹は壊さなかった。
先ほど案内してくれたヴィシャルと合流し、近所の連れも呼んで最後は一緒に夜ごはんを食べて僕のソナガチ調査の幕は閉じた。
ソナガチ、世界最恐売春街として有名なこの場所は外国人はかなり目立ったり、他の売春婦とは異なる雰囲気の女性たちがいるものの、活気に溢れた街でした。 ただ…みんなが、みんなじゃないだろうけど、街で出会った子供たちはこの街から出ることは一生ないのかな…なんて考えると 悲しい。
悲しいなんて一言では片付けられない問題だって事はもちろん分かっているが、何も出来ない自分の無力さを痛感した。
後からヴィシャルに聞いた話によると、人身売買で連れて来られた女性たちは家族に売られて来た人がほとんどだと言う。生活の為、自分の娘を売りお金を稼ぐインドの家庭が存在してると言っていた。それでも満足な金額ではないので生活は変わらず苦しいそう。
今回その女性たちには会えなかったけど、彼女たちは何を思い、何を感じて生きているんだろうか…
実際に訪れてはみたが、僕の心には何かスッキリしない、解決しない想いが生まれた。
以上。僕の世界最大の売春街 "ソナガチ" の実態調査でした。
最後まで読んでくれてありがとう。
僕の旅はまたまだ続く。
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