成都でまさかの高良健吾と遭遇?!
宿で約束したワンペンとルゥーミン3人で成都観光が始まった。
ワンペンはほとんど英語が話せなかったので会話のほとんどをルゥーミンに通訳してもらいながらのコミュニケーションだった。
ルゥーミンには通訳のアルバイト代を催促されたり、なんだかんだ終始楽しい観光になった。
僕たちがいる成都から世界一の大仏がある楽山市まではバスで2時間ほど。
僕の隣の席はワンパンで到着するまで大仏についての歴史から、
ありとあらゆる事を多分説明してくれてたのだが20%も理解できず…愛想笑いで対応。
そして楽山市に到着したのだが予定していた時刻より大幅に遅れていた。
なぜなら僕たちは方向音痴だったからだ
しかし楽観的な僕たちは、"これも旅だな!" と笑い飛ばし気にすることはない。
あくまでポジティブ!!
まずは腹ごしらえ。
大仏観光コースは2つあって、1つはボートで遊覧し大仏の近くまで寄るコース、もう1つは山を登り大仏の目の前まで行けるコース。
(遊覧コース)
世界一の大仏ということで、間近で感じず どこで感じるんだよと言わんばかりに、もちろん山登りコースに決めていた。
しかしながら、ここにきて僕たちの方向音痴が支障をきたす自体に…
山のコースは2時間かかり、オマケに大仏に近づくには、かなりの時間 列に並ばなくてはいけないとのこと…
遊覧船で観光することになった…
残念無念とはこういう事だ。
やっぱり少し距離を感じるな
世界一の大きさ、奈良にある東大寺の大仏の5倍はあると言われている大仏も200mぐらい離れた場所から見るとそこまで迫力はなく…
感動とは別の涙が出そうになりながらの観光となった。
ボケ〜っと眺めていたら中国のツアー参加者たちの記念撮影に紛れ込んでしまった。
写り込んでしまう以上全力のスマイルで応える(頼まれてないけど)
大満足と言えず終わった大仏観光から帰り、僕はなにかを忘れている気がした。
…そう!
四川料理。
あの激辛で有名な四川料理にまだ挑戦していなかったのだ。
3人で成都へ戻り、他の用事があったワンペンと別れてからルゥーミンと2人で挑むことになった。
ちなみに僕は根っからの辛さ苦手系男子ココイチで頼むカレーはいつも甘口。
そんなヘッポコな僕が四川料理に太刀打ち出来るのか、、、
ラーメンを頼んでみた。
汁の色がヤンチャすぎる、、
まずは香辛料をヒタヒタに染み込ませた野菜から。
そして肝心な僕だが、食事の時でもアドレナリン全開! 大好きなパクチーも入っていたので見事完食!!
ヤンチャな色をした汁は見て見ぬ振り
やったぜ!辛さの中の美味しさってのがわかった気がした!!
美味しくいただきました。
お腹の調子が少し変だけど…
超イケメン!!!
僕の夢の地に住む僧侶だったのだ!
ルックスとバックグラウンドに思わず二度見ならぬ二度ビックリ!!
仲良くならない理由が見当たらない!
さっそくビリヤードでひと勝負した後、いろいろお話を聞くことに。彼は英語があまり話せないので相方のルゥーミンに翻訳のすべてを頼み込んだ。
チベッドには独自の言語は存在しているけど、国ではなく中国の一部に過ぎないと言うわけで国民みんなではないが少なからず中国語を話す人たちがいる。彼もその中の1人。
完璧ではないのでお互い注意深くゆっくり話す。
日本の火葬とは打って変わって、チベッドでは亡くなられたご遺体は鷹に食べさせる鳥葬。想像しただけで散らかって悲惨な光景が目に浮かぶが、これがチベッドでは名誉に値するんだって。
結婚も同じチベッドの人同士でしか原則許されてないらしく、他の地域の人にもし恋をしたならば村をでなくちゃいけない。
髪の長さも基本、女性も短髪。ほとんどが坊主なんだって。もはや少林サッカーだ。。
チベッド仏教は信仰が熱いんだね。
僕も個人的には大乗仏教が好き、己個人を後回しにしてみんなの幸せを願う宗教。
学校でも仏教のクラスが設けられてるみたいでチベッドの人たちの心にはその大乗仏教が深く根付いている。
仕事などは僕たちとなんら変わりはないが、自給自足に近いところはあるらしく。贅沢な暮らしではないらしい。
酒、タバコ、肉は厳禁。もちろん殺生も禁止されてる。かつて魚を売りに来ていた商人が事故にあい、運んで来た魚が路上に打ち上げられて干からびそうになってたのをわざわざ川にまで運んだってほど決まりを重んじる彼ら。